要約
要点
・安価な試薬を用い、20°C、4.8秒でアミド結合を形成
・副生物が二酸化炭素と塩酸のみのクリーンなプロセス
・エピメリ化しやすいアミノ酸、嵩高いアミノ酸にも適用可能
概要
大学院理工学研究科の布施新一郎助教、御舩悠人大学院生らは、薬剤や生体適合性材料として重要なペプチドを迅速、高収率、かつ安価に合成する手法を開発した。この手法により安価で高活性な試薬を使用し、マイクロフロー合成法を駆使して反応時間を5秒以内に制御し、副反応の抑制に成功した。また、この手法は嵩(かさ)高いアミノ酸やエピメリ化を起こしやすいアミノ酸にも適用でき、スケールアップも容易なことから、多様なアミノ酸から構成されるペプチドの大量・低コスト供給に道を開くものである。…
研究の内容,背景,意義,今後の展開等