研究成果詳細
温度が上がると収縮する負の熱膨張の材料を発見 特性のチューニングが可能
要約
概要
東京工業大学応用セラミックス研究所の岡研吾助教、東正樹教授らと京都大学の研究グループは、ビスマス・ランタノイド・ニッケル酸化物(Bi1-xLnxNiO3)という材料が樹脂材料の熱膨張に匹敵するほどの巨大な負の熱膨張を示し、さらに、その動作温度範囲を室温付近の400-200K(Kは絶対温度、0Kはマイナス273.15℃)の間でコントロールできることを発見した。
研究の背景
電子部品や光通信などのナノスケールでの加工精度が必要とされる産業では、熱膨張によるほんのわずかな位置ずれですら致命的な問題となる。この問題を解決するアプローチとして、温度を上げると体積が収縮する負の熱膨張現象を応用し、構造材の熱膨張を抑制する手法が注目を集めている。
研究の内容,背景,意義,今後の展開等
本件に関するお問い合せ先 |
岡 研吾
応用セラミックス研究所 特任助教
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